こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
私はケアマネジャーとして働いていますが、日々の相談業務の中で悩みも多いです。
- クレーマー気質の方との付き合い方
- 自分の援助方法は正しいのか心配
- 援助者としてのメンタルの保ち方
など、挙げればキリがありません。
相談援助職は、人が人を支える仕事のためクライエントの人間関係や生活環境にまで入り込まなければならないことも多く、やはり精神的な負担が大きいです。
私自身も援助者として、支援を開始してもどうにも解決できない問題はあると理解しているつもりですが、仕事が終わって家に帰ってきても悶々と仕事のことが頭から離れないこともしばしばありました。
そんなときに出会った本が「はじめての精神科」です。
今回は、この「はじめての精神科」をご紹介させていただきます。
- ケアマネジャー
- 看護師・保健師
- ホームヘルパー
- 医療相談員
- 家族介護者の方
「はじめての精神科」の内容とは?
相談援助職をされている方であれば誰しもが直面したことがある「心の病」を持つ方への援助の考え方・アプローチの悩みに対してアドバイスがもらえる本です。
現役ケアマネジャーの私が読んだ感想を紹介します。
- むずかしい病名なども分かりやすく説明してくれている
- 現場でよく問題となる事例を豊富に解説してくれている
- 小難しい専門的な解説ではなく、語りかけがフランク
- 読み終えたあと、モヤモヤしていた気持ちが軽くなった
- コツや経験則をうまく言語化してくれている
以上が感想になります。
実践に即した内容の本ですので、今現在あなたが抱えているケースの悩みも書いてあるかもしれません。
実際に読んだ私も「そうそう!この問題で悩んでるの!」、「こんなアプローチの方法もあるんだ!」といったように相談援助職としての共感と学びができたことが一番の収穫でした。
普段、相談援助をしているときに感じる「心のモヤモヤが言語化されている」ことで精神的に楽になりました。
まとめ
この本の中で印象に残った言葉があります。
援助職には好奇心が必要です。好奇心とは面白半分とか興味本位といった無責任なスタンスとは違います。真剣に、前向きに「パターンのコレクションを増やして援助に役立てる」という心意気そのものですね。
医学書院|「はじめての精神科」より引用
この文章の中にもあるように、援助職にも好奇心が必要であり、実践で得た知識・経験をパターン化するとあります。
相談援助職をしていると、さまざまな方と出会い困難なケースに直面することもありますよね。
そのようなときに、どのような心構えで援助にあたっていくのか?アプローチをしていくのか悩んでしまこともありますが、この「はじめての精神科」を読むことで困難であったケースもこなしていけると考えます。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。相談援助職の方の悩み解決の参考になれば幸いです。
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