こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
私は、社会福祉士の資格を取得して約8年ほどが経過し、昨年はじめて基礎研修を受講することを決めました。
社会福祉士の専門性を自分なりに理解したいという気持ちや今後は、認定社会福祉士や権利擁護の分野を勉強していきたいと思い基礎研修を受講しました。
基礎研修Ⅰでは、事前課題・中間課題の提出とオンライン研修(zoom)、e-ラーニングの動画視聴が必須となります。
この中で大変と感じたのが、事前課題・中間課題のレポート提出です。
この記事では、基礎研修Ⅰの事前課題の書き方について解説をさせていただきます。
基礎研修Ⅰ|事前課題とは?
私もまだまだ勉強中なので、情報共有が可能な方はページ一番下の問い合わせ欄からご連絡ください!
社会福祉士の基礎研修Ⅰでは、集合研修(zoom研修)に参加する前に提出する事前課題(2本)・2回目の研修に参加するためには中間課題(6本)の提出が必要になります。
提出数も多く、中間課題では「所属組織以外のソーシャルワーク実践について学ぶ」という項目もあり、所属組織以外の施設や事業所で活躍している先輩社会福祉士からお話を聞き、現状と課題を考察するレポート提出もありますので、時間に余裕を持って取り組みましょう。
今回は、事前課題についてご説明させていただきます。
基礎研修Ⅰ|事前課題の書き方
私が提出した課題をみてみます。
↓ここから本文です。
基礎研修受講番号:○○○○○○○
氏名:○○ ○○
事前課題①「社会福祉士の役割を考える」
生涯研修手帳を読み、この研修制度における概略では、福祉の専門家である社会福祉士の知識は、資格を取得したところからがスタートであり、様々な支援が必要な方への援助を提供していくためには常に自己研鑽が必要だということが読み取れた。
また、社会福祉士の倫理綱領からも「ソーシャルワークの知識、技術の専門性と倫理性の維持・向上が専門職の責務である」というところから常に新しい知識・技術、高い倫理性を身につけて自己研鑽を積み、クライエントのウェルビーイングを高める責務があると感じた。
次に社会福祉士としての専門性について考えてみる。
社会福祉士の身近な職種としては、地域包括支援センターや医療相談員、社会福祉協議会などが挙げられる。
地域の高齢者支援や障害者の相談支援、入院・退院調整、福祉のまちづくりなどを担うとても重要なポジションである。
しかし、ここで気づいたことがある。どの業務も社会福祉士の資格を有していなくても行えることであるということだ。
高齢者や障害者の相談支援はケアマネジャーでも行える。入院・退院支援も看護師が行っているところもある。福祉のまちづくりは地域住民の有志や民生委員でも行うことが可能だ。
では、社会福祉士の専門性とは何なのかを深掘りしていきたい。
求められる知識・技術として、高齢であったり、障害を抱えていたり、保健・医療が必要であったりと人が尊厳を持って生活していくことができるよう専門的な技術を駆使して支援を行うところであると考える。
私は、在宅介護におけるケアマネジャーとして活動をしており、地域の高齢者の支援を行っているが、業務の中では高齢者のみならず障害を抱えた方や保健・医療が必要な方の相談支援を行うこともある。
その中で社会福祉士の専門性として注目したいのが、幅広い分野を対象としたソーシャルワークである。
個人から集団、地域を対象としたソーシャルワークを行い、あらゆる社会変革、社会開発、エンパワメントに着目しクライエントの自己実現を叶えることに着目した支援が行える。
以上の点から社会福祉士の専門性とは、様々な問題を抱える幅広い対象者に適切なソーシャルワークの支援が実施できるところであると考える。
私は、この3年間の基礎研修や生涯学習制度を通じて、認定社会福祉士・後見制度の学習を進めていきたいと考えている。
現在はケアマネジャーとして働いているが、高齢者のみを対象にするのではなく、幅広いクライエントを対象としたソーシャルワークや自己実現のための権利擁護を行いたい。
問題を抱えているクライエントと関わっていく中で高齢者のみならず障害を抱えている方、貧しい生活を送っている方、ヤングケアラーなど様々な問題と直面することがある。
どのような援助を行い、どのようなアドバイスを行っていくのか。今現在の自分の支援方法は正しいのかが不安になることもある。
そのため、この生涯学習制度の基礎研修から共通研修・分野研修を通じて障害、児童・家庭、地域社会・多文化を学習していきたいと考えている。
社会福祉士の倫理綱領からも「ソーシャルワークの知識、技術の専門性と倫理性の維持・向上が専門職の責務である」というところから常に新しい知識・技術、倫理性を身につけて自己研鑽を積み、クライエントのウェルビーイングを高める責務を全うしていきたい。
○○○○文字数
以上になります。
この文章が絶対的に正しいわけではありませんが、参考にしてみて下さい。
書き方のコツは?
レポートの書き方のコツをご紹介します。
- ですます調は使わない
- 〜である調でしめる
- 事前課題に正解はないので、自分らしく書く
- PREP法を取り入れると文章が書きやすくなる
- 生涯学習手帳と倫理綱領から自身の経験を踏まえて書けそうな部分を引用する
まずは、社会福祉士の生涯研修手帳と倫理綱領・行動規範を一通り読んでみてください。
その中から、自身の今までの経験上で共感できる部分を引用し、文章に取り入れていきます。
ちなみに事前課題に正解はないので、こんなこと書いたらおかしいかな…?などと考えずに自分らしく書きましょう。その方がスラスラ書くことができます。
文章の中でおかしい部分に気づいたら書き直しをすれば良いだけです。
また、文章を書き始めるときはPREP法を取り入れると書きやすくなります。
PREP法を活用しよう!
- P:結論(Point)
- R:理由(Reason)
- E:具体例(Example)
- P:結論(Point)
上の参考文章で色分けをしていますので確認してみてください。
「PREP法」について詳しく知りたい方はネットで検索してみてください。
まとめ
基礎研修Ⅰに参加し感じたことは、社会福祉士の資格は取得したところからがスタートラインであり、自己研鑽を積みスキルや知識を獲得するのはもちろんですが、得た知識・スキルは地域に還元をしたり後世に引き継いでいくものであると感じました。
また、さまざまな分野で活躍されている社会福祉士の方と交流できたことはとても新鮮でした。
自分の職場は社会福祉士の方がいなかったので、なおさらです。
社会福祉士の資格を取得したが、いまいちこの資格の活かし方に迷っている方には基礎研修の受講はオススメですので、チェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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