【科学的介護とCHASE(チェイス)】とは?

科学的介護 chase LIFE コタローブログ

こんにちは!コタローです。

2021年度の介護保険法改正にともない、最近よく耳にするようになった【科学的介護】と【CHASE】ですが、いまいち内容が把握できなかったため、個人的に調べてみました。

この科学的介護を根拠にしたCHASEの情報を提供することで【科学的介護推進体制加算】を算定できるとのことで、どんな内容か気になるとともに、ついに介護業界にも科学が!?なんて思ってしまいました。

介護と科学の融合?なんか難しそうですが、これから介護のスタンダードにもなりそうですね。

この記事はこんな方にオススメ!

科学的介護に興味がある方

CHASEを聞いたことがある方

目次

科学的介護とは?

エビデンス(根拠)に基づいた自立支援、介護度の重度化防止等を目指したものです。

平成12年から開始された介護保険制度ですが、介護が必要な高齢者の方をただ介護するのではなく、尊厳を守り自立した日常生活を送れるように支援をすることを理念とした制度であり、利用者の生活全般の解決すべき課題(ニーズ)を把握し、ニーズに対応したサービス種類を選択し提供するものでありますが、各サービス事業所や施設では独自に工夫がされたサービス提供が行われている場合があります。

そのサービスのアウトカム(成果・効果)等が科学的な検証に裏付けられた客観的な情報が十分に得られているとまではいえない状況であることから、介護分野でも科学的手法に基づく分析を行ない、エビデンスの蓄積をし活用するために考えられた概念です。

たしかに、あの事業所・施設ではあんな対策やアイデアで利用者さんの身体機能の維持・向上が図れていたり意欲が上がったりしている。ということがありますよね。

今までは、そういったサービスの効果・検証がなされていなかったこともあります。

私がケアマネージャーをしているときに、利用者さんの身体機能や意欲の向上が図れてきていることから企業努力とはすごいものだと感心していましたが、この企業努力を共有することができたら、介護を受ける皆さまやサービスを提供する事業所・施設も一定のレベルで援助を行え、質の確保ができますね。

医療分野では、EBM(エビデンス・ベースド・メディシン)、EBN(エビデンス・ベースド・ナーシング)という根拠に基づいた医療という考え方が普及・定着しています。介護分野にもエビデンス(根拠)が重要項目になってきました。

CHASE(チェイス)とは?

CHASEとはなんでしょうか?
Care Health Status  Eventsの頭文字をとって構成され、介護情報を蓄積するデータベースとなります。

Care&Healthは、介護サービスを表しStatusは利用者の状態、Eventsは利用者の情報を示します。

今までは、介護保険データベースというもので情報の収集がなされていましたが、収集できる情報については介護レセプトや要介護状態などの限定的なものになっておりました。

今後、科学的介護を行っていく上では、さらに多くの情報を可視化し蓄積していくことが必要になってくるため介護のビックデータ【CHASE】が重要となってきました。

具体的なケア内容や身体状況、利用者情報、口腔機能、栄養状態、認知症の症状、アクティビティ(興味・趣味)などの分野が200項目が設けられていますが、多大な入力が必要になってくると現場レベルでの作業が困難になることが予想されるため、200項目から特に必要な事項を30項目に絞りました。

これらの情報を収集し蓄積していくシステムがCHASE(チェイス)になります。

報酬改定後は、CHASE(チェイス)とVISIT(通所リハビリ・訪問リハビリの質の評価データ収集等)を一体的に運用をした科学的情報介護システム【LIFE:ライフ(Long-term care Information system For Evidence)】という呼称になります。

科学的介護とCHASE(チェイス)のメリット

科学的介護、CHASEでの情報収集を行なっていく上でメリットはたくさんあります!

科学的介護とCHASE(チェイスのメリット

☑️科学的に妥当性のあるサービスを選別できる

☑️効果を分析し、現場へフィードバックできる

☑️サービスを標準化し統一することできる

☑️業務効率アップ、サービスの妥当性を判断できる

現在の情報から、CHASE(チェイスを活用することで介護情報を蓄積していき、さまざまな効果を得られます。

その結果、このような要介護状態のご利用者様に、このサービスを提供したらこの部分が向上した、もしくはこのサービスはこの部分が効果的ではなかった等の裏付けを取ることでエビデンスが蓄積されてきます。

蓄積されたデータを現場へフィードバックすることで、根拠に基づいた介護へとつながります。その結果、必要な部分に援助を行え、無駄な部分を省き業務の効率化やサービスの標準化を図ることができます。

科学的介護推進体制加算とは?

次回の介護保険報酬改定で新設される加算になります。

この加算は、CHASE(チェイスへのデータ提出をすること、フィードバックを十分に行いPDCAサイクルを回すことを要件に算定することができます。

膨大なデータを蓄積し、そのデータを活用しサービスの質の向上等に取り組むことを評価する加算でもあります。

施設系サービス通所系・居住系・多機能系
科学的介護推進体制加算(Ⅰ)科学的介護推進体制加算
40単位/月40単位/月
科学的介護推進体制加算(Ⅱ)※施設系サービス以外は1区分のみ
60単位/月
特別養護老人ホーム
50単位/月
科学的介護推進体制加算 利用者一人に対する単位

おわりに

近い将来のお話では、2025年問題も間近に迫っております。

団塊世代の方が75歳以上となり、人口のおよそ1/4に当たる2200万人を占めることになります。そのため、医療や介護の社会保障費の急増が懸念されます。

このような状況で、介護サービスの需要増も見込まれ介護保険制度自体の持続可能性を確保できるように介護職員の働き方改革とサービスの質の向上を両立した新たな介護のあり方について考えるきっかけになればと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

介護のお仕事を18年しております!
事業責任者、ケアマネージャー、サービス提供責任者、ソーシャルワーカーなどの経験あり!現在は、地域福祉に貢献したいという初心を思い出し地元都内で介護のお仕事をしております!

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