こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
介護サービスを受けている方の一番身近な存在はケアマネジャーではないでしょうか。
介護サービスを受けていく上で担当ケアマネジャーの良し悪しは、今後の介護生活においての方向を大きく左右します。
長い介護生活を過ごしていく上でケアマネジャーは頼れる相棒になるため、信頼できる方に担当になってもらいたいと思うものです。
今回は、信頼できるケアマネジャー(以下:ケアマネ)の特徴と探し方を解説していきます。
信頼できるケアマネの特徴とは?
特徴を挙げていきます。
- 一方的に話を進めない
- 連絡がマメで折り返しが早い
- 説明の仕方がわかりやすい
- できない事をしっかり伝えてくれる
- 経験年数、知識の量で判断はしない
この内容を掘り下げていきます。
一方的に話を進めない
ケアマネは基本的に利用者様・家族様の意見を聞き取りケアプランを作成していきます。
しかし、一方的にケアマネが独断でケアプランを作成したり話を進めて行く場合は注意が必要です。
利用者さま自身が納得していない状態でケアプランが組まれていくと、途中で嫌になりサービスが中止になることや「やらされている感」を持ってしまい担当ケアマネに対する不信感も募ります。
また、高圧的な態度であったり命令口調のケアマネは早期に交代を検討していく必要があります。
想いを汲み取り、ケアプランを作成してくれるケアマネを選びましょう。
連絡がマメで、折り返しがはやい
急ぎで相談したいことがあったり、退院後のサービス調整が必要な場合、折り返しの連絡が早いケアマネを選びおましょう。
折り返しの連絡もなく、数日のあいだ電話もないといった状況では安心してご両親の介護は任せることはできませんよね。
また、マメに連絡が取れるケアマネも重要です。
介護サービスや今後の介護の方向性などもすぐに相談できる環境が一番望ましいです。
説明の仕方が分かりやすい
介護サービスは介護度や利用回数の上限などもありなかなか理解することが難しいこともあります。
そのため、複雑な介護サービスの説明を分かりやすく、咀しゃくして伝えてくれるケアマネを選びましょう。
専門用語ばかりを使って来られると意味もわからず話が進んでしまう可能性もあります。
また、介護保険制度についても常に最新の情報を持っていることも重要です。
できない事をしっかり伝えてくれる
介護サービスを受けるにあたり、できること・できないことが出てくる場合があります。
制度上のことであったり、ご本人の金銭的な面や身体状況の良し悪しで受けることができないサービスが出てくることもあります。
担当ケアマネから、あいまいな返事をされてしまったり分からないことをそのままにされてしまうと選択肢が狭まるだけでなく、サービを受けるご自身も混乱してしまいます。
そのため、できないこと等をしっかりと伝えてくれるケアマネを選ぶ必要があります。
経験年数・知識の量で判断はしない
経験年数や知識量が豊富なケアマネは心強い味方となります。
しかし、それだけでは信頼できるケアマネとは言えず経験・知識にプラスして話をよく聞いてくれ、選択肢を提示してくれるケアマネを選びましょう。
また、経験が浅いケアマネの場合はフットワークが軽いことや勉強熱心な方が多いので、一概に経験がないからダメというわけではありません。
一生懸命に利用者様・家族様のことを考えてくれるケアマネが一番の味方です。
ケアマネの探し方とは?
ケアマネを探すときは地域包括支援センターや近隣の居宅介護支援事業所に問い合わせてみましょう。
地域包括支援センターとは?
介護、福祉、医療、保健などの相談をすることが可能で地域住民の総合相談窓口としての機能を担っています。
地域包括支援センターでケアマネを探したいと伝えてもらえば相談に乗ってもらうことができます。
しかし、地域包括では特定の事業所のみを紹介してもらうことは基本的にできません。
お住まいの地域から近場のケアマネが在籍している事業所をピックアップをしてもらえたり、事業所の一覧表が乗っている冊子などをもらうことができます。
また、地域包括を経由して近隣のケアマネの事業所へ担当の依頼をしてくれることもあるので、まずはこちらに相談をしてみることをオススメします。
居宅介護支援事業所とは?
居宅介護支援事業所とは、ケアマネが在籍している事業所のことを指します。
よく街中で○○ケアステーションなどを見かける方も多いと思います。
大体は訪問介護の事業所と併設してケアマネも在籍していることが多いです。
ここでは、直接ケアマネへ相談することができます。
飛び込みでも相談可能ですが、事前にアポイントを取っておくと相談もスムーズにです。
地域包括支援センター経由で紹介をしてもらうこともできますが、急ぎでケアマネを探したい場合や直接、事業所やケアマネの働いているところを確認したい場合などは直接、相談に行ってみるのも有効です。
担当ケアマネは変えられる
担当のケアマネも決まり、いざ介護サービスを開始してみたものの自分に合わないと感じた…
このようなときは、担当ケアマネを変更することができます。
やはり相性の良し悪しや性格の不一致などはあるので、長い期間付き合っていくことを考えたらケアマネを交代してもらうことも検討する必要があります。
また、相性だけなら良いのですが、態度が高圧的だったり話を聞いてもらえない状況では良いケアにつながりません。
ケアマネの交代については、言い出しづらかったり遠慮をされる方もいます。また、ケアマネを交代できることを知らない方もいらっしゃいます。
しかし、ケアマネの交代がお互いのためにもなりますので遠慮なく相談しましょう。
担当ケアマネの交代はどこで相談できる?
担当ケアマネのことで悩みがある場合は、まずはその担当ケアマネが在籍している事業所の管理者に相談を行います。
もし、それができない場合は近隣の地域包括支援センターや区市町村の介護保険課などに相談しましょう。
相談できるところについては、ケアマネの契約書や重要事項説明書に相談窓口の記載があるので確認をしてみてください。
基本的な相談の順番は①在籍している事業所の管理者②区市町村の介護保険課③国民健康保険連合会といった順になります。
事業所の管理者に相談しても解決しない場合には、②③の順に相談を行うとスムーズです。
まとめ
今回は信頼できるケアマネの特徴と探し方についてお話をさせていただきました。
長く付き合っていくからこそ、自分で納得できるケアマネを選ぶことは重要です。
介護生活をおこなっていく上で参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント