こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
ケアマネジャーにとって業務を進めるうえで手帳は欠かせないアイテムです。
- 介護度の認定期間
- アセスメントの実施
- プランの作成・交付
- モニタリングの実施
- 担当者会議の開催
これらの業務を管理していくうえで手帳は必需品です。
しかし、手帳の種類はとても多くどのようは手帳を使えばよいのか迷う…
どの手帳を使えば、ケアマネジャーの業務を効率的かつ合理的に行うことができるの…?
このようなお悩みはありませんか?
今回は、そんな悩みを解決してくれる「ユーキャンのケア実用手帳2024度版」をご紹介していきます。
ユーキャン|ケア実用手帳とは?
サイズ | A5(縦:21.5㎝×横:15.0㎝×高さ:1.2㎝) |
重さ | 311g |
ページ数 | 256ページ |
発売日 | 2024年8月25日 |
価格 | 1,628円(税込) |
生涯学習のユーキャンと現職のケアマネジャーさんたちが共同開発した手帳です。
商品名のとおり、ケアマネジャーの実務サポートに特化した手帳であり、ユーザー視点をとことん追求した完成度の高い手帳です。
「とにかく使い勝手がよく、かゆいところに手が届き、たくさん書ける」3拍子が揃った手帳です。
2024年版は、「2023年9月〜2025年3月まで」書き込めるようになっていますので、年を越してもまだ少しは使用できます。
毎年、手帳のテーマが変わりデザインを楽しむことができるのも魅力のひとつです。
- 2022年度版では「がんばる魔法使い」
- 2023年度版では「北欧の丘に佇む居心地のいいおうち」
- 2024年度版では「心地よい月の夜に…」🆕
2024年度版では、中身は青を基調としデニム生地のようなカジュアルな感じで、どなたでも使いやすいデザインです。
洋服の色合いとも合わせやすそうですね。
ケア実用手帳のココがオススメ
私も毎年愛用している手帳です。
この内容を掘り下げていきます。
1ヶ月のタスクが一目瞭然
毎月管理が必要な業務を「月間予定ページの上部」に記載できる欄があります。
- 今月更新される方
- 今月認定される方
- アセスメント
- サービス担当者会議
- ケアプラン作成・交付
- 利用者の入退院
6つの押さえておくべき項目を書き込める欄が用意されており、ひと月の業務が一目瞭然です。
担当件数も30件ほどになってくると、スケジュール管理だけでも忙しくなりますよね。
介護認定の更新やケアプランの作成・交付など、期間のある業務をおろそかにすることはできないので、記載のできる項目が用意されていると助かります。
重要な項目を記載しておけるのはいいですね!
週間スケジュールが便利
日付ごとに午前・午後にブロック分けされており、記入しやすい設計です。
ページ上部(赤線枠)には「今週の重要業務」の項目もあり、研修やミーティングなどの大事な予定も書き込んでおくこともできます。
私はこのページに支援経過を走り書きしておきます。
タイムリーに支援経過に記録しておきたいですが、電話対応や急な訪問が必要になった場合はそうもいかないことがありますよね?
そんなときはメモがわりに記載しておき、後で支援経過に打ち込んでいきます。
スペースが広く書きやすい
月間・週間ともに書けるスペースが広いのは個人的にありがたいです。
月間ブロックの横にもメモスペースが設けられております。
伝送の予定日やショートステイの申し込み期限などを書いておくと忘れずに業務に取りかかれます。
忙しいときに、殴り書きになってしまうことがあるのでスペースが大きいと枠からはみ出さずに書き込めます。
週間スケジュールの横には「メモ書き」ができるスペースも広くあるので、モニタリング訪問時や担当者会議の際に、ケアプランの修正や提案なども書き残しておけます。
訪問先での使い勝手が良い
利用者宅への訪問時にさまざまな質問をされると思いますが、答えられない質問もあります。
しかし、このケア実用手帳にはページ巻末に「サービス別単位数表」や「介護に役立つ資料」なども収録されているので、分からないことをすぐに調べたい場合には便利です。
また、世相史付き年齢早見表もあり、利用者様の生活してきた中で起きた出来事がすぐに調べられるので、新規の訪問時などには話のタネとして活用できます。
サイズ感がちょうど良い
この手帳はA5サイズです。
はじめは少し大きく持ち運びには適していないかとも感じましたが、今ではちょうど良いサイズだと感じています。
訪問先でのモニタリングなどでは、結構な情報量を聞き取り記載をしていくので、手帳が小さいと書きづらいです。
そのため、ケアマネージャーの手帳は少し大きめのものを持ち歩いた方が業務効率的にはよいと思います。
手帳本体の重さも311gと比較的軽いので、持ち運びやカバンにも入れやすいサイズです。
ケア実用手帳|実務に役立つ情報が満載
ケア実用手帳には、実務に役立つ情報も掲載されています。
【介護情報】
最新!介護の制度改正情報
サービス利用の流れ
高齢者向け施設の主な種類と概要
高齢者の日常生活自立度判定基準
主な人体部位の名称とリハビリ用語
医療行為にあたらない介護職が行えるケア
介護・医療保険の給付対象についての区分
住宅改修と福祉用具
介護予防の三本柱
気を付けたいバイタルサイン
検査などでよく使われる基準値
16種類の特定疾病
高齢者に処方されやすい薬剤とその作用
高齢者の権利擁護/身体拘束の禁止
請求前のチェック項目
【介護給付費サービス別単位表】
地域別単価(1単位当たり)
地域区分
介護保険サービスの基礎
単位数表の見方
サービス別単位表
【介護に役立つ資料・その他】
介護に関する用語集
医療に関する用語集
1日の摂取カロリーの目安
世相史付き年齢早見表
これだけの内容が1冊に集約されているのはすごい!手帳機能もさることながら実務に役立つ情報も満載ですね。
ケア実用手帳|現役ケアマネが実際に使ってみた感想
私は、2021年版から使用しておりますが、2024年度版でもユーザーに好評な項目についてはそのまま踏襲されており、より実務に特化した工夫が施されています。
とにかく使い勝手が良いところが魅力です。
私が手帳に求めるものは、、
- ある程度の大きさがあり書き込みしやすい
- タスク管理を容易にできる・しやすい
- 軽量で持ち運びしやすい
この3点に重点を置いています。
ケア実用手帳は、この3点をフォローしてくれるので重宝しています。
ケア実用手帳|去年とココが変わった
ユーザー視点をさらに追及し、より便利に使いやすくなっています。
- しおり紐が復活した
- アドレス帳がなくなった
- フリースペースがなくなった
- 手帳本体の重さが軽量化された
この内容を解説していきます。
しおり紐が復活した
去年は廃止されていた「しおり紐」が復活しました。
これは購入者の意見があったのかもしれませんね。個人的には去年までのビニールタグの方が好きなのですが、なんと今年は両方ついています。
アドレス帳がなくなった
去年まで別冊で付属されていたアドレス帳が2024年版ではついていませんでした。
便利な反面、個人情報保護の観点から紛失などしたら大変なので個人情報の持ち出しなどは控えた方が良いので良かったのかもしれません。
フリースペースがなくなった
去年までは、ページ最後にフリースペースで記入できるところがありましたが、なくなっていました。
こちらは少し残念な気もしますね。
手帳本体の重さが軽量化された
アドレス帳やフリースペースなどの部分がなくなった分、本体が軽くなりました。
個人的には持ち運びしやすいので良かったと思います。
2022年版 | 2023年版 | 2024年度版 | |
---|---|---|---|
サイズ | A5 | A5 | A5 |
ページ数 | 272ページ | 272ページ | 256ページ |
重さ(g) | 362 | 345 | 311 |
価格(税込) | 1,628円 | 1,628円 | 1,628円 |
個人で計量したので、誤差はあるかもしれませんが、去年より約30gほど軽くなっています。
また、物価高騰のなか値上がりもせずに販売しているところにも好感が持てますね。
書き心地の感想ですがは、2023年版と変わりなく紙面が滑りにくく、しっかりと筆圧がかけられる。
このような感想です。
紙面が滑らないので書き心地はとても良いです。
よいところは踏襲されているから安心
- PUR製本
- ペンホルダー
- ビニールタグ
2023年度から採用されていたPUR製本のため、ページが開きやすく記入するときも楽です。また、しおり紐が復活しましたが、ビニールタグも健在です。
よいところは残してくれているので安心して使えますね!
ケア実用手帳|まとめ
私はケア実用手帳を使い始めて4冊目になりました。
ユーザー視点で構成を考え、例年よりもさらに使いやすくなっているところや良い部分は踏襲してくれているので毎年安心して購入することができます。
さすが、現役のケアマネジャーとタッグを組んで開発してい手帳です。
使いやすいことはもちろんのこと、来年はどんな新しい工夫がされているのか楽しみです。
この「ケア実用手帳」はケアマネジャーの実務に特化していると思いますが、生活相談員やサービス提供責任者、はたまた介護職全般に活用できる手帳です。
なぜなら、ご利用者様の介護度更新や担当者会議への参加、アセスメント時期、計画書の作成日などを把握することは、どの介護職でも必要な業務です。
「現場介護職の方々も日々、多忙なスケジュールの中で書類作成をしているため、実地指導などへの対応や適切な援助のために必携の1冊だと感じています」。
介護の知識について利用者様や家族様から急に聞かれても、専門外だからわかりません!とはいきませんもんね。
この手帳があれば介護の基礎的情報は調べられます。
オススメしない方については、もっと軽くて小さな手帳が良いという方や介護情報などは必要ないという方には、もっとシンプルなスケジュール管理に特化した手帳をオススメします。
どのような手帳を購入しようか迷っている方には、ぜひ手にとってもらいたいと思います。
ケアマネジャーの効率的な業務の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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