こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
私は社内の異動や転職回数が多く、現場介護職・サービス提供責任者・生活相談員・ケアマネ・管理職と様々な職種をローテーションしてきました。
職種が変わることで今までに得たスキルや知識に広がりや深みが出たり、人材交流が図れるといったよい側面もありました。
しかし、介護保険制度は3年ごとに改正されるため、新しい法令を覚える必要があることや帳票類の書き方・考え方も変わってくるので職種が変わるたびに苦労しました。
今回は、サービス提供責任者からケアマネジャーに復帰したときに読んでおきたい実務本を紹介していきます。
ケアマネジャーの実務本|押えておきたいポイント
ケアマネジャーの実務本を読む際に押えておきたいポイントを挙げます。
- 介護保険制度がどのように改正されたか?
- ケアプランの書き方・考え方は変わったか?
- サービスの単位数は変わったか?
- 新しい加算が創設されているか?
- 分かりやすい・読みやすい本か?
以上になります。
ケアプランの書き方・考え方はそこまで大きく変わりませんが、新しい加算の創設や介護保険制度がどのように改正されたかは特に重要視しておきたいポイントです。
令和3年の改正では、感染症・災害が発生した場合でも事業の継続ができるよう「BCPの作成」の義務化が提起されたり、ケアマネジメントの質向上と公平中立性の確保のため、サービスを依頼している「支援事業所の割合」の説明義務など新たな取り組みも加わってきています。
加算に関して言えば「LIFE」へのデータ蓄積によるケアの質の向上を図る科学的介護も話題になりました。
これらは直接、利用者様や関係機関にかかわることのため、知らなかったでは済まされません。
ケアマネジャーに復帰したときに読んでおきたい実務本
約5年ぶりにケアマネジャーに戻った私が、実際に読んでみてよかった実務本を紹介します。
ケアマネ実務Q&Aケアマネジメントプロセスから給付管理まで
中央法規より出版されているケアマネジャーの実務本になります。
私は電子書籍版で購入をしました。
電子書籍版では、ページ数も270ページとちょうど良く、難しい表現もなく読みやすいです。
- ケアマネジメントプロセス編
- ケアマネジメント実務編
- 令和3年度介護報酬改定編
※ケアマネ実務Q&Aケアマネジメントプロセスから給付管理までより引用
以上の3部構成となっております。
本書は、神奈川県介護支援専門員協会が監修をしており日頃、現場で聞かれる「なぜ?」、「どうして?」の部分をうまく吸い上げてくれており、いまさらこんな初歩的な質問はできない…などといった悩みにも答えてくれる実務本です。
5年ぶりにケアマネジャーに復帰した私には、過去の復習本として活躍してくれています。
初歩的なインテークから各専門職の関わり方、運営基準までを網羅しており復帰前には一読しておきたい一冊です。
一つひとつのQ&Aが短く分りやすいのが魅力です。
\本書の詳細はこちらからご確認ください❗️/
発売日 | 2021年6月18日 |
価格 | kindle:2,508円 単行本:2,640円 |
ページ数 | Kindle:270ページ 単行本:201ページ |
ケアプランパーフェクトガイド|運営基準・介護報酬とケアマネジャーの「すべきこと」「してはならないこと」
こちらも中央法規から出版されているものになります。
私がこの本を購入した目的ですが、、
- ケアプランの作成方法を思い出すため
- 最新のケアプランのルールを知りたい
- 運営基準に基づいた考え方を知りたい
以上の3点から購入を決めました。
職場で先輩ケアマネジャーからケアプランの作成方法を教えてもらえるのですが、教えてくれる人によって考え方や書き方が全然違うんです。
そのため、運営基準・介護報酬の正しい知識を持ってケアプランの作成をしたいと考え本書を手に取りました。
発売したのも最近でしたので、最新知識を得られるのも魅力でした。
- ケアプラン作成のルール①②
- 実践のためのケアプラン作成のルール
- 居宅サービスの加算をケアプランに位置づけるときなどのルール
- ケアプラン作成にまつわるルール
- ケアプランの書き方とそのルール
※ケアプランパーフェクトガイド|運営基準・介護報酬とケアマネジャーの「すべきこと」「してはならないこと」より引用
以上の5部構成になっています。
巻末にはケアプラン作成にかかわる法令・通知の資料もついており確認しながら読み進めることができます。
ケアプランの作成については、ベテランのケアマネジャーでも悩みを抱えていることもあり、正しい知識を持っておく必要があります。
介護保険の改正がある度に新しい加算が創設されたり、考え方やケアプランの書き方も変わってくるので常にアンテナを張っておきたい分野です。
本書は、運営基準や解釈通知を根拠にしており、かみ砕いて説明をしてくれているところが魅力です。
ただ、ケアマネジャー業務に初めて就かれる方には少し内容が難しいかもしれないと感じました。
ある程度の知識があった上で読み進めると理解度も深くなると思います。
ケアプランの考え方・書き方に特化しておりケアマネジャーへ復帰される方に特にオススメしたい一冊です。
\本書の詳細はこちらからご確認ください❗️/
発売日 | 2022年8月16日 |
価格 | 単行本のみ:2,750円 |
ページ数 | 単行本のみ:219ページ |
まとめ
今回は、サービス提供責任者からケアマネジャーに戻ったときに読んでおきたい実務本を紹介させていただきました。
サービス提供責任者からケアマネジャーに戻ったら…と前置きをさせていただきましが、これからケアマネジャーになる方や他職種からケアマネジャーに戻る方の参考にもなると実務本です。
今後のケアマネジャー業務の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント