こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
介護離職を防ぐため、企業と社員の間に介入し介護保険の知識や社会資源の情報提供から介護休業などの制度を活用する環境構築のサポートをする産業ケアマネ・ワークサポートケアマネの資格ですが、、
色々と調べていくと、この2つの資格は「仕事内容や期待される役割は似ている」と思いました。
そのため、今回は産業ケアマネとワークサポートケアマネの違いを調べてみましたので紹介していきます。
産業ケアマネとワークサポートケアマネの概要を比較
2つの資格はともに社会的な問題である「介護離職」の防止をサポートする仕事です。
ケアマネジャーの介護の知識・ノウハウの情報提供と介護休業などの制度を活用して企業側と社員の相互理解を深めていくサポートをすることは同じです。
では、産業ケアマネとワークサポートケアマネ(以下:WSケアマネ)の資格概要を比較してみます。
資格名 | 実施主体 | 受講資格 | 受講料(税込) | 試験形式 | 認定要件 |
---|---|---|---|---|---|
産業ケアマネ | ケアマネジャーを紡ぐ会 | ①介護支援専門員の資格必須 ②1〜3級までの等級がある ③3級:介護支援専門員 ④2級:3級取得者 ⑤1級:2級取得者 | 9,800円 テキスト代等含む | ○×方式/ 50問 | 試験で70点 |
WSケアマネ | 日本介護支援専門員協会 | ①日本介護支援専門員協会会員 ②現在居宅介護支援事業所に勤 務する介護支援専門員で、以下 のア〜ウのいずれかを満たす者 ア.主任介護支援専門員 イ.実務者で実務経験が5年以上 (居宅•施設•包括等は不問) ウ.生涯学習体系指導者レベル1 または2修了者 ③勤務先の管理者の了承を得た者 | 30,800円 テキスト代等含む | 研修受講(全4日間) | 最終日に試験を 実施。合格した ものを修了者と みなす |
ワークサポートケアマネは、実際に企業に派遣をされる場合には事業所単位での契約となります。
取得の難易度は、受講資格が主任ケアマネであり実務経験が必要な分ワークサポートケアマネの方が高いですね。
産業ケアマネとワークサポートケアマネ|どちらの資格を取得するべき?
2つの資格はまだ出来たばかりです。
- 実際にどのように仕事を進めていくのか?
- クライアントとの関わり方はどうすればいい?
このようにお考えの方には、資格要件のハードルの低い産業ケアマネをオススメします。
どのような資格・仕事内容であるのか不安をお持ちの方でも徐々にステップアップをしていくことできます。
ケアマネジャーの仕事は、利用者様と介護をしている家族様の支援を同時に行なっている特殊な仕事です。
この介護スキルやノウハウの部分に介護離職を防ぐための制度活用などの知識をつけていくことで今までにない、ケアマネジャーとしての新たな活躍の場が生まれると感じています。
介護と仕事の両立をサポートする「産業ケアマネ」や「ワークサポートケアマネ」は、注目をされていく資格です。
まとめ
まだあまり馴染みのない産業ケアマネやワークサポートケアマネですが、実は大手企業などでも導入され始めています。
今後、超高齢社会の一途を辿ることは容易に想像できますが、同時に介護を必要とされる方と介護を行う方が増加していきます。
そのときに介護と仕事の両立を図り、労働力の中核を担う世代を介護離職から守ることができるこの2つの資格は今後、需要が高まっていくと考えています。
最後まで委読みいただき、ありがとうございました。
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