こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
介護職として働いていると、「給与アップ」や「マネジメント業務」など、自分が成長していきたいという理由から管理職を目指す方もいらっしゃるかと思います。
実際、私も給与アップを目的に管理職を目指しました。
現場介護職では給与の上がり幅にも限度があるので、やはり昇格して給与アップを目指していくことが望ましいと考えています。
しかし、介護現場では長年勤務していても管理職に選ばれない人や、逆にそこまで勤務期間が長くない方が管理職に抜擢されることもあります。
なぜこのようなことが起きているのでしょう?
今回は、管理職に選ばれやすい人の特徴10選を現役介護職が解説していきます。
- 管理職を目指している
- 管理職になるメリットを知りたい
- 中途入社で管理職として採用されたい
管理職に抜擢されやすい人の特徴10選
特徴を挙げていきます。
- 資格の取得をしている
- チームケアを大事にしている
- 柔軟な考え方ができる
- ポジティブ思考
- チャレンジ精神旺盛
- 責任感がある
- イエスマンではない
- コミュニケーション能力が高い
- 感情のコントロールができる
- ストレスに強い
この内容を掘り下げていきます。
資格の取得をしている
資格取得の勉強や学ぶ姿勢が評価されます。
まずは、国家資格である介護福祉士の取得を目指しましょう。
管理職は、介護技術や介護保険の知識を身につけておく必要があるためです。
特に介護保険制度や運営基準の知識は必須です。
事業運営を行うにあたり人員基準や設備、帳票類の整備などの運営基準を守っていかなければなりません。
そのため、介護技術や事業運営を学び資格を取得しておきましょう。
また、請求業務(レセプト)も知っておくとベターです。
介護福祉士以外にも「介護事務」の資格もオススメですが、実務で学んだ方が効果は高いと思うので、介護福祉士の取得まで時間がある場合は検討してみましょう。
チームケアを大切にしている
介護現場はチームケアが重要です。
なぜなら、介護の仕事は一人では行うことができないからです。
利用者さまの日々変わる状態や環境の変化、精神状態についての情報共有をリアルタイムで行う必要があります。
そのため、同じ目標を持ち援助に当たることが必要であるため、チームケアが図れる方は重宝されます。
柔軟な考え方ができる
業務を遂行するうえで最も大切なことは柔軟性です。
常に自分が正しいと考えてしまうと、現場の変化に対応ができないことがあります。
他者からの意見を取り入れたり、常識にとらわれることなく変化に素早く対応し自分を変えることができる方は成長速度も早いです。
ポジティブ思考
仕事をしていくうえで失敗はつきものです。
この失敗をどのように受け取るかによって、自己成長や現場の士気も変化していきます。
失敗をポジティブにとらえ、次はうまくいくよう工夫していこうと考えるかネガティブに失敗したことのみに注視してしまい、気持ちの落ち込みが起きてしまうと自己成長を止めてしまうことになりかねません。
ポジティブな思考は自己成長を促すこともでき、他の職員の活性化や現場の士気を上げることもできます。
チャレンジ精神旺盛
困難なこと・はじめて行う業務でも失敗を恐れずに挑戦する気持ちが強い方は評価が高い傾向にあります。
前向きに取り組むことができる姿勢は、行動力であったり好奇心がある表れです。
管理職は、新たに出てくる課題をクリアしていくことが求められます。
そのようなときに先陣を切ってチャレンジする姿勢はまわりの人も動かすことができます。
責任感がある
与えられた仕事に対し、誠実に業務をやり遂げる姿勢は大切です。
特に介護の現場では、利用者さまの日々変わる状態によって対応を変えていく必要があります。
昨日はできていたトイレに一人で行くという動作も翌日にはできなくなっているということも考えられます。
そのようなときに、対応が遅くなり利用者さまの状態悪化を招くことがあれば利用者さまやご家族との信頼関係にもヒビが入ってしまいます。
そのため、責任感をしっかりと持ち誠実に対応していく姿勢は必要です。
イエスマンではない
誰にでも、何にでも「できます」と言ってしまうことは危険です。
結果、できないことを引き受けて続けて現場の職員が疲弊してしまうことが想定できるからです。
しっかりと自分の意見を持ち、間違っていることを正せる芯のある発言ができるとまわりの評価も変わってきます。
コミュニケーション能力が高い
聞く姿勢(傾聴)が上手い方は、コミュニケーション能力が高いと感じます。
相手の話から言葉の真意や価値観を読み取ることができ、本音を引き出すことができます。
相手の話を最後までしっかりと聞き適切なアドバイスができると自分という存在をしっかりと見てくれている感じるため、信頼感を得ることができます。
また、管理職になるとたくさんの人と関わる機会が増えます。
新規の利用者さまであったり、他社のケアマネや相談員などさまざまです。はじめてお会いしたときや日常的なシーンでもコミュニケーションは必要です。
社交的であたりの柔らかい方は相手に「話しやすい人」と印象付けることができるので管理職を目指している方は傾聴を心がけましょう。
感情のコントロールができる
日により不機嫌、言うことがいつも違う、自分と違う意見を言われるとイライラしてしまう。
このような方は介護現場では敬遠されがちです。
なぜなら介護の仕事は常に冷静な判断が求められ、チームケアを実行していかなければならないからです。
うまく感情をコントロールできる方は仕事の組み立て方もスムーズであり、先を見通して行動できる人材です。
ストレスに強い
職員との意見の対立や利用者さま・ご家族からのクレーム対応などメンタル面に負荷がかかる場面が多いです。
上手にガス抜きができることや仕事とプライベートのオンオフを切り替えられることが重要になってきます。
ストレスを溜め込みすぎて退職をしてしまうと、かえってまわりに迷惑をかけることになってしまうのでストレスとうまく付き合い、心身ともに健康な状態を保てる方は重宝されます。
管理職に資格要件はない!?
訪問介護などでは人員基準の配置は法的に定められていますが、管理職の要件となる資格は基準を満たしている場合は問われません。
詳細は下記のケアマガジンで詳しく説明されているので確認してみてください。
管理職の資格要件の詳細はこちらの記事から↓
管理職に求められる仕事とは?
人材育成、人材の確保、業務のシステム化です。
管理職は主に現場に出ることはせず、マネジメント業務を行うことがメインです。
- 業務効率を上げる
- 人材の定着率を上げる
- 人材の確保をする
この3点に注力していきましょう。
まわりの職員から「現場にもでないで楽をしていると思われないか心配です」。
このような相談を管理者からよくされます。
しかし、現場とマネジメントの両立は圧倒的に業務効率を落とします。
楽をしていると思われないようにするには、人材の定着と確保、効率よく働けるシステム作りは欠かせません。
管理職になるステップとは?
まずは資格取得と介護保険制度の勉強をしましょう。
着実にステップアップをしていき、いつ管理職に抜擢されても大丈夫な準備が必要です。
一番大切なことは、「将来的に自分は管理職」になるというマインドです。
このマインドを持っているだけで自分の立ち振る舞いが変わります。圧倒的に成長速度も速くなるのでオススメです。
介護業界の管理職は中途採用の方がなる可能性もある
業界未経験・無資格の方が管理職として採用されるケースがあります。
他の業界で役職に就いていた方が管理職として採用されることもあります。一概には言えませんが、失敗するケースも多いです。
介護のことを何も理解していないと現場から反感を買うこともあり、現場の士気が下がってしまうこともありました。
できることならば現在、勤めている職員の中から管理職を抜擢していくことが良いと私は考えます。
介護職|管理職になるメリット•デメリット
管理職になるメリット•デメリットをまとめます。
以上になります。
デメリット
管理職や役職がつくと責任も増えていきます。
部下のミスは上司の責任ということになりますので、ストレスも増えていきます。
ミスがあった場合のフォローなどで自分の仕事に集中できないといったこともあります。
また、人間関係においても職員間の揉めごとの仲裁に入ったり、他部門との意見の対立などの処理をしなければならず多忙を極めます。
メリット
目に見えてわかるのは、給与のアップではないでしょうか。
報酬が高ければ大変な仕事も頑張れるということもありますので、管理職の魅力のひとつではあります。
また、さまざまな業務に携わる機会も増えますのでマネジメント力や自己成長にもつながります。
ある程度、管理職として働くとコツを掴むこともできますので、自分で仕事のコントロールができると徐々に管理職の楽しさを感じることができます。
まとめ
今回は、管理職に選ばれやすい方の特徴を紹介させていただきました。
目的は人それぞれですが、給与アップやマネジメントをやってみたいという方には管理職はオススメです。
管理職を目指している方の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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