こんにちは!コタロー(@kotaro_kaigo_v)です。
介護職として働いていて、自分自身が「成長したな」と実感するときはありませんか?
それは、勉強をして資格を取得したことや研修会に参加をしたことで成長のスイッチが入り、自己研鑽に励んだ結果に感じることかと思います。
資格取得や研修会などに参加をし、自己研鑽に励むことは自信につながるため、とても大切なことです。
わたしは、自分が成長したと実感したのは「利用者様やその家族様に助けを求められ、なんとかして問題解決をして助けたい」と思ったときに成長スイッチが入ったと感じています。
たくさんの介護職の方がいて、各個人で成長スイッチが入るきっかけはさまざまであると思いますが、今回は私の場合はどのようにスイッチが入ったのかをお話しさせていただきたいと思います。
よろしければ、皆さんの成長スイッチが入った時などのコメントをいただけるとうれしいです。
介護職の成長スイッチ 〜わたしの場合〜
私の成長スイッチは、冒頭でも書きましたが、「助けを求められたとき」です。
介護職として働き始めて1年ほど経過したときのことです。脳梗塞の後遺症により左半身麻痺がある男性の援助に入らせていただいておりました。
ご夫婦で暮らしており奥様が同居されていました。娘様がいらっしゃるようでしたが、他県に住んでおり自身の家庭もあるため年に一度くらいしか会うことはないとのことでした。
奥様は同業者の方でヘルパーをされており、バリバリのベテランさんでした。
ありがたいことに未熟者ヘルパーとしてきている私に技術指導などもしてくれて、麻痺のある方の移乗方法や食事介助など色々なことを学ばせていただきました。
今でも当時のことを大変感謝しています。
奥様も朝〜18時頃まではヘルパー業務でお仕事をされており、とても忙しい日々を送られている方でしたが、ある日突然、奥様が脳梗塞を発症してしまい働くことができなくなってしまいました。
さいわい、軽度の脳梗塞であったため大事には至りませんでしたが、体調がそんな簡単に戻るわけもなく働くことができない状態になってしまいました。
今まで奥様が行っていた旦那様の介護はどうするのか?働くことができないため、収入が確保できないことへの不安を感じている奥様より「この先、どうやって生活していけばいいのか分からなくなった」と悲痛な訴えがありました。
未熟な私は、上司に報告することしかできませんでした。
この出来事で成長のスイッチが入る
こういうときに自分に一体なにができるのだろう…と考え始めました。
単純な考えですが、勉強をして資格を取得し、知識をつけていくことで困っている人を助けたいという結論に至りました。
当時を振り返るとこの出来事で介護職として成長スイッチが入ったと思います。
この、ご夫婦の結末ですが、上司であるサービス提供責任者やケアマネジャーの方が動いてくださり、不安なく生活できるよう手配・調整を行ってくれました。ケアマネジャーの方やサービス提供責任者って本当にスゴイなと思ったのを覚えています。
このような手配や調整ができるように自分もなりたいと思い、まずはサービス提供責任者になろうと決意し、介護職員基礎研修の講座に通うようになりました。資格取得後はサ責となり、色々なケースに関わらせていただき活動をしてきました。
その後は、介護支援専門員や社会福祉士なども取得し知識の幅を広げていくことができました。
実際、色々な資格を取り経験を積み上げてきましたが、未だに勉強が足りていないところもあります。しかし、段々と自信持って仕事に就くことができてきていると感じています。
おわりに
介護職の成長スイッチとして、その方により「きっかけ」は違いますが、人との関わりの中で開花する能力もあると感じています。
どこで成長のスイッチが入るのかは分かりませんが、「色々なことに関わってみよう」というのが個人的な思いです。
若干、ブラックな思考では?と感じるかと思いますが、そういった出来事が自分自身の成長スイッチだと考えています。
少し話は変わりますが、介護職を継続するためには「やりがい」や「感謝されること」だけでは継続できないと耳にすることがあります。
たしかに、収入面や職場環境なども大変重要な要素です。
しかし、継続して自分自身が成長することでの「やりがい」や、その行為に「感謝」をしてもらい、なおかつ収入面や職場環境などの待遇も改善されてくることを知ってもらいたいです。
今現在の職場で評価がされない場合でも経験や資格を所持していれば転職の幅も広がります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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