こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
最近、訪問介護の現場では自宅に見守りカメラを設置される方が増えています。
- 両親が遠方に住んでいて頻繁に実家に行けない
- 仕事が忙しく両親の様子が確認できない
- 日中・夜間はひとりでいるので何かと心配
- 見知らぬ人物が家に訪問していないか心配
このような理由から見守りカメラを設置されています。
私たちヘルパーも、ご本人とご家族の安全面や安心のために見守りカメラを設置することに賛成です。
しかし、実際にカメラで見られている立場として思うところもあるのが本音です。
今回は、見守りカメラ設置について現役ヘルパーの私が思っていることをお話させていただきます。
見守りカメラ|ホームヘルパーの本音
現役ヘルパーとしての本音を話します。
ヘルパーが利用者さま宅に訪問した際に、インターホンや電話を鳴らしても応答がない・カギが閉まっており入室できないことがあります。
このような状況で考えられるのが、、
- 自宅内で転倒しているかもしれない
- 緊急対応が必要な状況かもしれない
- 外出しているのかもしれない
といったことです。
外出をしているのであればよいのですが、転倒や緊急対応の場合には自宅内の状況がつかめないため見守りカメラは有用です。
また、家族の方もご両親の安全が確認できる点でもあると良いかと感じています。
しかし、設置をする時にはひとこと声をかけてくれると助かります。
やましい事をしている訳ではなくしっかりと仕事をこなしておりますが、やはりヘルパーにもプライバシーはあります。
普段の仕草や言動を覗かれたり、不意に気を抜いているときの表情をみられるのは誰だって恥ずかしいものです。
それに、監視されていると思うとやはりあまりいい気はしませんし、仕事もしづらいと感じます。
また、見守りカメラの設置場所にも思うところがあります。
入浴介助などでヘルパー自身も着替えをすることもありますので、そのあたりにも配慮をしていただけるとありがたいです。
そのため、事前に見守りカメラの設置を知らせていただけることで、利用者様・家族・ヘルパーの信頼関係の構築にもつながります。
見守りカメラを設置するメリット•デメリット
見守りカメラは使い方によってメリット・デメリットもあります。
以上になります。この内容を掘り下げていきます。
デメリット
見守りカメラを設置すると利用者さまの状況がすぐに把握できますが、その反面、利用者さまの行動すべてをみてしまうことになります。
利用者さまと家族の間で同意した上で見守りカメラの設置をしていればよいのですが、そうでない場合は利用者さまのプライバシーは保たれていません。
安全を取るかリスクをとるかは在宅介護の究極の選択となるので、よく話合いをしておきましょう。
また、見守りカメラはネット通信が必要になる場合もあるので、環境整備が必要であったり費用面の問題も出てきます。
メリット
1番のメリットは、やはりリアルタイムで利用者さまの様子を確認できるところです。
- 日中、一人で過ごす時間が長い
- 夜間に転倒してしまわないか心配
このような不安があると相談をよく受けます。
そのため、見守りカメラを設置することで日中一人でいる時間が長いことや夜間帯の転倒の不安を軽減することができます。
また、ヘルパーの訪問時に応答がない場合でも室内を観察することができるので、緊急時の対応を迅速におこなうことができます。
見守りカメラ|介護保険が適用される?
見守りカメラは、介護保険適応の福祉用具レンタルでも可能なものあります。
介護保険のレンタルでは、見守りカメラという名称ではなく「認知症老人徘徊感知器」という名称になります。
レンタルが可能な対象者は原則、要介護2以上となります。
見守りカメラの検討をされている方は、まずは担当のケアマネジャーに相談をしてみてください。
まとめ
見守りカメラは、遠方にいる両親や仕事で忙しくなかなか様子を確認できない場合には有用です。
また、電話だけでは分からな部分があるので、映像で見えるということには大きな安心感を持つことができます。
現在、私もヘルパーとして訪問介護の現場で働いておりますが、見守りカメラがあることで助けられることもありました。
今後、もし見守りカメラを設置される場合にはヘルパーにも声をかけていただけると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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