こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
訪問介護では、「登録ヘルパー」という働き方があります。
登録ヘルパーってどんな働き方なんですか?
簡単に言うとパート勤務です。
しかし、通常のパートと違うところは事務所(会社)に出勤せず、自宅からご利用者様宅へ直行でき、お仕事が終わればそのまま自宅へ直帰できる働き方です。
直行直帰できるのはいいですね!
また、時給も高額です。
都内であれば身体介護は2000円ほど、生活援助は1300円ほどの収入を得ることができ、すきま時間をうまく活用することで、自分のペースで働くことができます。
今回は、登録ヘルパーのお仕事についてお話をさせていただきます。
登録ヘルパーで働くメリット・デメリット5選
登録ヘルパーは、うまく時間を活用することで自分のペースで働くことができ収入を得ることができますが、メリットとデメリットがあります。
メリット
登録ヘルパーの良いところはなんといっても、「空いている曜日・時間」で仕事ができる!「直行直帰」ができることにあります。
1件のお仕事にかかる時間は約45分〜60分程度になります。
空いた時間は家に帰り家事や趣味活動、体を休めるなどをされる方もいます。直行直帰ができるので職場での人間関係が苦手な方にもオススメです。
また、扶養内で働きたい・子育て中の方には特にオススメしたいお仕事でもあります。
お子さんが保育園・幼稚園などから帰ってくる時間まで働きたい場合は午後14:00までのお仕事希望と言っていただければその時間までの調整を行います。
扶養内で働きたい場合もサービスの時間やシフト調整も行うことができますので、ご安心ください。
時給は高額ですが、お仕事の内容により時給が変わってきます。
それは、直接お体に関わる「身体介護」と日常的な家事支援の「生活援助」により時給が変わります。ほとんどの事業所では時給が高いのが身体介護になります。
土日祝日では、時給UPとなる事業所も多数あるため、都合が合い収入を得たい方にはうれしいですね。
身体介護と生活援助の違いなど、詳細については↓をご覧ください。
デメリット
時給は高額ですが、お仕事がない時間は時給が発生しません。
また、訪問予定であったご利用者様が急に入院、一定期間ショートステイ(施設へ一時的な入所)に行ってしまうことや、お亡くなりになってしまうこともあり、お仕事がなくなってしまうことがあるため収入が一定しないこともあります。
給与は実際に行なった実働分だけ得ることができます。
実働分だけなの?稼働していない時間は時給は発生しないんだ!
普通のパート勤務と違うところがここにあります。
出勤しているだけでは給与が発生していないので、注意が必要です。
事業所側としては、このような事態にならないために早急にお仕事の手配をし、切れ目ないサービスを登録ヘルパーへ依頼することを心がけています。
また、移動に関しては都内近郊であれば自転車移動がメインとなります。
こちらは事業所からの貸し出しもできます。ご利用者様宅への移動の他に買物の代行のサービスでも自転車は使用すると思いますので、必需品です。
自転車に乗れない人は働けないのですか?
そんなことはありません!基本的にはヘルパーさんの自宅近くのご利用者様を紹介することや、ご自宅内だけで完結できるサービスもたくさんあります!
しかし、雨の日や雪、台風の日も訪問をしなくてはならないこともありますので、十分気を付けて安全運転を心がけてください。
基本的にヘルパーは、一人で行動することがメインとなりご利用者様と1対1で援助を行うことになります。
一般的なお仕事ですと、職場には困ったことなどを相談できる同僚などがいますが、登録ヘルパーだとそういった機会も少ないため、一人で問題を抱えてしまうことがあります。
そうならないように、事業所内で研修や交流会などを実施し
ヘルパーさん同士で交流を持てるような機会も作っています!
また、訪問介護で働くためには資格が必要になります。
一番最初に取得するべき資格は「初任者研修(旧ヘルパー2級)」になります。
資格って取るの大変なんでしょ?
お金もかかりそうだし…
そんなことありません!資格は一定のカリキュラムを受けることで取得できます。費用は働きながら取得できるよう会社が負担してくれる事業所も多くあります。
訪問介護をやってみたい!と思ってもまずは資格が必要なのです。費用もかかるし…と考えていらっしゃると思いますが、会社負担で働きながら資格取得を目指すこともできます!
介護の資格についての詳細は↓をご覧ください。
最後は、記録用紙の提出になります。毎回サービスを実施したら記録の記入を行います。その記録用紙を事業所へ持ってきていただく時だけ来所が必要になります。
一般的には紙の記録用紙が多いですが、電子記録など
を使用している事業所もあリます。
登録ヘルパー1日の流れ
実際に働いている登録ヘルパーさんの1日をご紹介いたします。
パターン①
6:00 起床
↓
6:30 家族の食事準備
↓
7:00 お子さんの幼稚園への送り出し
↓ 準備、その他の家事を行う。直行で利用者宅へ移動
9:00 1件目のサービス開始(排泄、整容、食事介助など:身体介護)
↓
10:00 1件目のサービス終了
↓
10:30 2件目のサービス開始(掃除、洗濯、買物代行など:生活援助)
↓
11:30 2件目のサービス終了
↓
12:00 自宅に戻り昼食、その他家事など
↓
13:30 3件目のサービス開始(入浴介助など:身体介護)
↓
14:30 3件目のサービス終了(この日のお仕事終了)お子さんのおお迎えへ直接向かう
↓
15:00 幼稚園へお子さんのお迎え
育児中の方の一例になります。
小さお子さんがいらっしゃる場合は、希望の時間まででも可能なシフトを組ませていただきます。
【この日の収入】
身体介護が2時間(4000円)+生活援助(1300円)=5300円となります。
仮に1日3時間で週4回の場合→5300円×4=21200円となります。月収として約85000円となり扶養内にも収まる働き方です。
パターン②
6:00 起床
7:00 朝食・仕事の準備、直行で利用者宅へ移動
8:30 1件目の仕事開始(排泄・更衣・食事介助など:身体介護)
↓
9:30 1件目の仕事終了
↓
10:00 2件目の仕事開始(掃除、洗濯、買物代行など:生活援助)
↓
11:00 2件目の仕事終了
↓
11:30 早めの昼食
↓
12:30 3件目の仕事開始(排泄・食事介助、口腔ケア:身体介護)
↓
13:30 3件目の仕事終了
↓
14:30 4件目の仕事開始(入浴介助、水分補給など:身体介護)
↓
15:30 4件目の仕事終了
↓
16:00 5件目の仕事開始(夕食の調理、配膳など:生活援助)
↓
17:00 5件目のサービス終了。本日のお仕事終了。自宅へ直帰
子育てもひと段落され比較的、時間に余裕がある方の一例になります。
【この日の収入】
身体介護が3時間(6000円)+生活援助が2時間(2600円)=8600円となります。
仮に1日5時間で週5回の場合→8600円×5=43000円となります。月収として約172000円となります。
もう少しお時間が取れれば、登録ヘルパーでも20万円ほどの収入を得ることができます。
サービスが集中しやすい時間帯が朝(排泄・食事介助、デイサービスへの送り出し準備など)と夕方(排泄・食事・就寝介助など)に集中するが多いのも特徴です。
まとめ
登録ヘルパーという働き方は、「メリット・デメリットを踏まえた上」で働くことで、空いている時間を有効活用し働くことができるお仕事です。
訪問介護事業所としては、1日1時間のお仕事だけ働けるよ!という方でも重宝しますので、空いている少しの時間でもOKです。
希望する時間帯や曜日などを指定することができ、仕事と育児などと両立することができます。
また、仕事も1事業所のみでなく他の事業所へも登録することもできますし、違う職種などとのWワークも可能です。
もし、登録ヘルパーという働き方に興味があるようでしたら、実際に働いてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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