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介護の転職|働くなら大手・中堅・小規模企業のどれがオススメ?を解説

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介護の転職|コタローブログ
コタロー

こんにちは!コタローです。
@kotaro_kaigo_v

悩める転職者

介護業界へ転職を考えています。やはり大手企業に転職をした方が良いでしょうか?

このようなお悩みはありませんか?

介護業界への転職をする際は、働く「企業の規模」も考えながら行うことで満足度の高い転職を行うことができます。

私は、20年間で5回の転職をしており大手・中堅・小規模と渡り歩いてきました。

それぞれの企業規模ではメリット・デメリットがありますが、どれほどの規模が良いのかというよりは自分に合った条件で働くことで満足度を高めることができます。

今回は、「働くなら大手・中堅・小規模企業のどれがオススメ?」について、メリット・デメリットをあわせてご紹介させていただきます。

それぞれにメリット・デメリットがあります!
この記事を書いた人
  • 介護業界で働いて20年
  • 介護福祉士/社会福祉士/ケアマネ
  • 主に在宅介護で活動をしており現場・ケアマネ業務・事業責任者を経験
目次

大手・中堅・小規模企業のメリット/デメリットとは?

働くなら大手?中小?
コタロー

企業規模の大きさにはメリット・デメリットがあります。

大手で働くことが1番!というわけではなく、中堅や小規模企業でも得られるメリットもあります。

それぞれの特徴を押さえていきましょう。

大手企業のメリット•デメリット

ここでいう大手企業とは、企業規模が大きく複数の地域に事業所があり、多岐にわたる業種を展開している規模となります。

イメージ的にはテレビCMなどでよく目にする規模の会社です。

メリット
  • 給与・賞与が安定している
  • 福利厚生が整備されている
  • 研修・教育制度が充実
  • 労働環境が整っている
  • 社会的な信用度が高い
コタロー

私が働いていたところでは、福利厚生と研修・教育制度が充実していました。

給与•賞与が安定している

給与面や賞与は初めは低く設定されているところもありましたが、キャリアアップをしていくごとに額面もしっかりと上がっていく印象です。

企業規模も大きく、経営状態も良好なため急に給与や賞与が下がるといったリスクも少なく安定しているといえます。

福利厚生が整備されている

福利厚生面では、職員寮や退職金制度・住宅手当などが整備されており働く側にとっては安心した環境が整っています。

長く働いていく上では福利厚生を多く受けられるに越したことはありません。

研修・教育制度が充実

研修・教育制度が充実しているため未経験者や同じ介護職でも違う業態から転職されてきた方も安心してスキル向上を目指すことができます。

介護技術、接遇・マナーから専門職研修などもあり職位に応じたスキルの獲得ができます。

労働環境が整っている

豊富な人材を確保できていることから、残業時間や休暇管理がしっかりとされており、希望休や有休消化もほぼ確実に取得することができます。

また、育休取得も積極的に行い職場復帰もしやすい傾向にあります。

残業手当もちゃんと支払ってくれるところも多く、私が勤務していたところでは5分刻みで手当が支給されていました。

社会的な信用度が高い

大手企業は信用度が高いため、次の転職先にも良い影響力があります。

経験年数や職歴にもよりますが、採用側としてはしっかりとした企業で働いてきたという認識がありますので採用は良い方向に向かうことが多いです。

デメリット
  • 保守的な風土
  • 人事異動が多い
  • 人間関係がシビア
  • 決裁に時間がかかる
  • 業務範囲が限られる
コタロー

組織が大きければ大きいほど人間関係は複雑で、さまざまな人間性の方がいる印象です。

保守的な風土

良くも悪くも古い考え方が残っていることがあります。

例えば、年功序列により待遇面の差があったり、マニュアルが改定されておらず急な対応が必要なケースも柔軟に動くことができないことがあります。

人事異動が多い

展開している事業所や施設が複数あり、希望外のエリアへ異動することがあります。

会社側は、自宅から通勤できるところに配属できるようにしてくれますが、キャリアアップや社員の成長、欠員が出たときなどは異動の声がかかるかもしれません。

人間関係がシビア

大手企業では、働く人の数も多いため人間関係がシビアになります。出世競争や派閥などもあり中堅や小規模企業と比較すると相当な努力が必要となってきます。

決裁に時間がかかる

管理職の方であれば、採用や物品購入などの決裁はスピード感を持って行いたいところですが、時間がかかり機会損失につながることもあります。

業務範囲が限られる

仕事の範囲もしっかりと決められております。

各々が自分の仕事をこなすことが優先されるため、請求作業や経営マネジメントなど幅広い分野のスキルを得たい方には物足りないと感じるかもしれません。

中堅企業のメリット•デメリット

ここでいう中堅企業とは、近隣のエリアで複数の事業所を展開している規模の企業となります。

メリット
  • 給与が安定している
  • 経営者との距離が近い
  • 広い分野で活躍できる
  • 人事異動はあまりない
  • 出世や給与アップが早い
コタロー

労働環境は大手ほど整っておらず、希望休や有休取得がむずかしいことも考えられます。

給与が安定している

大手企業と比べると給与額は低く設定しているところが多いことがあります。

しかし、複数の事業所・施設を経営しているため給与は安定していると言えます。

経営者との距離が近い

経営層との距離も近く、対面で意見交換をする機会も多くあります。

そのため、自分の意見が直接現場に反映されることもあり、モチベーションの向上にはとても良いです。

広い分野で活躍できる

中堅企業では、多種の業務に携われる機会が多いところが特徴です。

大手企業では縦割りな体制が整えられていますが、中堅では現場職と兼務で請求業務から経営マネジメントまで幅広く活躍できる機会が多いです。

重要な業務も任されることが多いのも特徴のひとつです。

人事異動はあまりない

大手と比較すると、事業所・施設の数も少なくかつ、近隣のエリアで展開されているため人事異動もあまりありません。

異動があった場合でも近隣のエリアへの異動となるため通勤のしやすさも変わることは少ないです。

出世や給与アップが早い

多種の業務に関わりスキルを向上できるため、努力次第では出世や給与アップの機会が多いところが魅力です。

また、大手と比べるとチャンスの数も多いため将来的に早い段階で出世をしたい方にはオススメです。

デメリット
  • 賞与は業績との連動が大きい
  • 福利厚生は大手ほど豊富でなない
  • 研修・教育制度は会社による
  • 即戦力を求められる
  • 社会的な信用度が低い
コタロー

福利厚生は大手ほど豊富ではないことが多いです。

賞与は業績との連動が大きい

賞与は業績によるところが大きいです。

業績が好調なときでも年間で2ヶ月ほど。不調な時は年間1ヶ月ほどのこともあります。

もちろん会社によっても異なりますが、大手と比べるとやや少なくなってしまいます。

福利厚生は大手ほど豊富でなはい

会社により受けられる福利厚生は違いますが、大手ほどの豊富さはありません。

働きやすい環境づくりをしている会社もありますので一概にはいえませんが、転職の際にはよく確認をしておくのがベターです。

研修・教育制度は会社による

研修の機会や教育制度の豊富さも会社によります。

介護職のキャリアパスに力を入れている会社もありますが、現場から学びとってほしいという形式が多いと感じます。

そのため、はじめて介護職に就く方には少しハードルが高くなってしまうこともあります。

即戦力を求められる

一から職員を育てていくという方向性で未経験者を募集していることもありますが、すぐに現場で活躍してほしいため即戦力が求められる傾向が強いです。

未経験からの転職をされる方には不安感を覚えてしまうことが考えられます。

社会的な信用度が低い

大手企業と比較すると、やはりネームバリューは劣ってしまいます。

介護職は実力とチーム力があることで、広い分野で活躍をすることができますが、転職をするときはネームバリューが高い方が有利といえます。

小規模企業のメリット•デメリット

ここでいう小規模企業とは、事業所や施設数が1カ所もしくは、少数で展開している会社となります。

メリット
  • アットホームな職場
  • 人間関係がかなり楽
  • 幅広い業務に携われる
  • 人事異動はまずない
  • 自分の意見が反映されやすい
コタロー

限定的なエリアで展開しており、地域に根付いた事業所が多いです。

アットホームな職場

小規模での展開をしているので、社長や社員との距離感もかなり近くアットホームな職場が多いです。

これは良くも悪くもありますが、苦手な職員などがいなければ居心地の良い職場となります。

しかし、小規模のため異動や配置転換ができないこともあるので、人間関係のこじれがあると面倒です。

人間関係はかなり楽

アットホームな職場とほぼ同じになりますが、職員数が少ないため変に気を遣ったりしなくて済むことが魅力のひとつです。

苦手な職員がいても勤務時間だけ我慢すれば居心地の良い職場となり得ます。

幅広い業務に携われる

職員一人ひとりに裁量が与えられており幅広い分野で業務に関わることができます。

やる気があれば、経営マネジメントまで任されることもあるので、自分の力で事業所をまわしてみたいという方にはオススメします。

人事異動はまずない

小規模で店舗数も少ないため異動はほぼありません。

そのため、同じところで働ける安心感があるのが特徴です。また、事業所自体が地域に根付いていることが多く、地域住民の方々との交流も多いです。

自分の意見が反映されやすい

新しいシステムを導入してみたい・管理者をやってみたいなどの意見も尊重してくれることが多いです。

経営層との距離も顔が見えるところでコミュニケーションが取れるので、自分の意見を直接的に伝えることができます。

デメリット
  • 給与・賞与は事業所による
  • 受けられる福利厚生が少ない
  • 研修・教育制度が不十分
  • 即戦力の採用がメイン
  • 社会的な信用度が低い
コタロー

給与や福利厚生は会社により大きな差があります。

給与•賞与は事業所による

給与・賞与の額は事業所の業績と経営者の考えによるところが大きいです。

というのも、利益を職員へ最大限還元してくれる経営者もいればそうでない経営者もいます。

こればっかりは求人票だけでは分かりかねますので、転職エージェントに確認したり、面接時に聞いてみるのもありです。

受けられる福利厚生が少ない

大手・中堅と比較すると福利厚生は少ないです。

交通費や資格手当もありますが、その額も変わってきます。

また、退職金や住宅手当などもないことが多いです。

研修・教育制度が不十分

事業所にもよりますが、業務マニュアルがなかったり研修の開催頻度が少ないこともあります。

最低限の研修のみを行うだけ・外部講師を呼んで研修をする機会も少ないです。

はじめて介護職に就く方には不安感が残るかもしれません。

即戦力の採用がメイン

少数精鋭で運営をしている事業所も多く、新入社員を育成している時間が取れないことがあります。

そのため、経験者が優遇されることも多い印象です。

社会的な信用度が低い

小規模での運営をしているため、大手のようなネームバリューはありません。

段階的なキャリアップや転職を検討されている方にはあまり向いているとはいえません。

迷ったら転職エージェントを活用しよう

転職エージェント

介護職のお仕事は、「働く場所と労働環境」がとても重要です。

それは給与や福利厚生の面なども含めてですが、働きやすい職場環境で長く続けていけるかが大切だからです。

いざ転職!と決めたとき、私たち個人で得られる情報はほんのわずかです。

そのため、転職エージェントに介入してもらい転職活動をすることが失敗しない転職へとつながります。

まとめ

コタロー

最後に各企業規模ごとに向いている方をまとめます。

各企業規模に向いている方!
  • 大手:安定した待遇、福利厚生を受けたい。または豊富な研修・教育制度を活用してスキルアップを目指したい。はじめて介護職に転職する方にオススメ。
  • 中堅:自分の意見が反映される職場で働きたい。ある程度の裁量が与えられ自分なりのマネジメント力を活かしていきたい方にオススメ。
  • 小規模:アットホームな職場で働きたい。希望エリアのみで働き異動はしたくない。地域に密着した介護を行いたい方にオススメ。

それぞれの企業規模にはメリット・デメリットがあります。

まずは自分がどのように仕事をしていきたいか、どういうキャリアを築いていきたいかを考えてみましょう。

転職は大きな決断でもありますので、慎重に検討をして後悔がないようにしていただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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