こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
私は、介護業界で約20年ほど働いておりますが、過去に5回の転職経験をしています。
転職の理由はさまざまですが、主に待遇面と人間関係の悪化から職場を変えました。
「転職の回数多すぎない?」
このような声が聞こえてきそうですが、決して後悔はしていません。
なぜなら、今は希望の年収に到達し、労働環境も整った職場で働けているからです。
今回は、私の5回の転職経験から「介護の転職で失敗しないコツ」についてお話をさせていただきます。
介護職の転職|基準を決めて職場を探す
まずは、自分が納得できる基準の職場を探すことです。
私の場合は、20代の転職では働きやすさとキャリアアップ。30代では年収にこだわって求人を探しました。
転職をする際に考えた基準は6つあります。
- 年収
- 休日数
- 勤務地
- 勤務形態
- 業種形態
- 福利厚生
以上になります。この内容を掘り下げます。
❶年収
転職をする大きな目的は、年収アップです。
収入の高さはやる気のバロメーターでもあり、辛い仕事でも頑張ろうと思える大切な要素です。長く働いていく上でも欠かせません。
また、はじめは年収が低くてもキャリアアップをすることで将来的に収入を上げるビジョンが描けるのかも重要です。
勤務する会社によって年収は大きく変わり、積極的に人員補充をしているところであれば年収を高く設定してあります。
私の経験からすると、3社目と4社目では都内の訪問介護と居宅介護の管理職として勤務しておりましたが、年収が420万ほどでした。
しかし、現在は管理職ではなくサービス提供責任者で年収500万を超えました。
働く会社によって、収益の分配方法や評価も大きく違ってきますので、働く会社選びは重要です。
❷休日数
年間の休日数も会社により違いがあります。
私が勤めている事業所では、年間休日は110日(月9日+年末年始休暇2日)となっておりますが、現在ではリフレッシュ休暇や土日祝日のお休みで120日ほどを確保している会社も多くなっています。
介護業界では、おおむね年中無休で営業をしている業務形態が多く施設・在宅介護を問わず、年末年始も仕事になってしまう可能性もあります。
年末年始をお休みしたい場合であれば、デイサービス(通所介護)。資格が必要になりますが、ケアマネジャー(居宅介護支援)を選択肢に入れることもできます。
長く働き続けていくことを考えると年間休日は多ければ多いほど有利です。
❸勤務地
絶対にオススメしたいのが、家から近いところを選ぶことです。
仕事での疲れを溜めないことや家のこともできる時間を確保するためには重要なことですね。
勤務時間にプラスして通勤に1時間ほどをかけてしまうだけで、月間労働時間に圧倒的な差ができます。
通勤にかける時間を資格の勉強や読書、副業に充てる方が長い人生での大きな財産になります。
また、満員電車での通勤などは大きなストレスにもなりますので、家チカがオススメです。
❹勤務形態
ご自身の生活スタイルに合わせて正社員やパートなどの勤務形態を選択します。
安定的な収入や福利厚生を受けたい場合であれば正社員。子育て中や空いている時間だけ働きたい方はパート勤務を選択しましょう。
正社員、パートともにメリット・デメリットがありますので、よく考えてから選択していきたいところです。
❺業種形態
ここでいう業種形態とは、「訪問介護・デイサービス・特別養護老人ホーム」などを指します。
介護の業種は多く、施設・在宅・通所介護と幅広くあります。
働く業種によって資格が必要になってきますが、介護の入門資格である初任者研修を受講しておくと幅広い業種から就職先を探すことができます。
また、経験を積むことで国家資格である「介護福祉士」や「介護支援専門員(ケアマネジャー)」の上位資格を取得することでさらに転職先の選択肢は広がっていきます。
❻福利厚生
住宅手当/家族手当/資格手当や社員寮、退職金制度、テーマパークの割引チケットなど、働いていることで受けられる福利厚生も会社により違いがあります。
特に住宅手当や社員寮の存在は大きく、住宅費用は生活費で一番の割合を占めるため経済的負担の軽減になります。
福利厚生が充実していることで働く側も安心して労働をすることができるので、重要なポイントです。
求人の探し方
介護の求人はとても多く、駅やコンビニなどで配布されているフリーペーパーでも探すことができます。
しかし、書面だけの情報では大切な転職活動が失敗してしまう可能性があります。
実際に私が転職活動をしていて、やって良かったことをご紹介させていただきます。
転職エージェントを活用する
1番オススメしたい求人の探し方は、転職サイトのエージェントの方に介入してもらうことです。
転職の希望の聞き取りや面接への同行もしてくれる頼もしい存在です。
エージェントの方は、会社情報や面接の攻略法なども詳しく教えてくれるため、自分で時間をかけて調べることや会社に聞きづらいことも代行して聞いてくれるので、求人探しの効率が大幅に向上します。
転職サイトによっては、持っている求人数や情報にも差があるので複数の転職サイトに登録をしておくとよりスムーズに転職先の情報を入手することができます。
職業安定所(ハローワーク)で求人を探す
ハローワークを利用する最大のメリットは、家チカ求人を探せること・給付金などの支援が受けられるところです。
ハローワークでは、特定の地域に特化した求人が揃っており、地元で仕事を探したい場合に活用したい場所になります。
また、就職面接会や職業相談などのイベントも開催しており、企業の話を直接聞くことができ実際に働いたときのイメージをしやすくなります。
登録や紹介も無料で行えるので、情報収集としてのぞいてみるのも転職活動には有効です。
仕事説明会、就職フェアに参加をする
ハローワークでも開催されていますが、大手のカイゴジョブやお住まいの地域で開催されている仕事説明会や就職フェアに参加してみることをお勧めします。
参加するメリットは、やはり出店している企業の数が多く情報も豊富に手に入るからです。
企業の方と直接お話を聞くことができ、実際の現場はどうなのか?どのような人が働いているのか?といった生の話が聞けるのが魅力です。
面接のときのような堅苦しい雰囲気ではなく、気軽に質問できるのも良い機会であると思います。
まとめ
最後に転職で失敗しないコツをまとめます。
- 妥協せず自分の納得できる基準で探す
- 求人探しは転職エージェントを活用
- 資格取得し、転職の選択肢を広げる
以上になります。
転職を失敗させないためには、やはり会社の情報収集が大切です。
そのため、転職エージェントを活用することで時間をかけず、自分の希望の会社が見つかる可能性も高まります。
また、情報収集をするメリットとして「今の職場を辞める必要がないかもしれない」と考えることも重要です。
待遇面や福利厚生の面において他社より良かったり、人間関係もなんとか我慢できる範囲であれば無理に転職せず、今の会社で働きながら資格取得やキャリアアップをしておき、時期が来たら転職するのも有効です。
介護の転職をする際の一助になればと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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