こんにちは!コタローです。
(@kotaro_kaigo_v)
高齢者向けの宅食サービス選びで困りごとはありませんか?
特に食事制限がある方の宅食選びは種類も多く、体調に合ったメニュー選びをしなければならず大変です。
在宅介護の現場ではこんな悩みをよく聞きます。
「急な退院で近日中に食事の手配をしなきゃならないこと」があるけど、どんな宅食があるのか分からない…
遠方に住む親の食事が心配。「塩分」を控えるよう言われているけど、ちゃんと管理できているのかな…
「糖質」を抑えるように言われたが、調理はしたことないしスーパーの惣菜に頼るしかないか…
「飲み込む力が落ちてきてスーパーで買う惣菜だと食べられない」。何かよいお弁当があればいいけど…
このような悩みにお答えするため、、
「制限食・やわらか食」があるオススメの宅食サービスを現役ケアマネジャーが紹介していきます。
- 両親の食事や栄養に不安がある
- 食事制限があり栄養計算が面倒
- かむ・飲込む力が低下している
- 配慮が必要な食事の調理が大変
- 在宅介護での宅配食を探してる
制限食があるオススメ宅食サービス8選
制限食の種類は多く、企業により展開している食事メニューや値段も異なります。
制限食がある宅食にもお試しができる会社もあるので、まずは1回試してみてから開始しましょう。
また、制限食は毎日継続してこそ効果が得られるため、続けられる値段なのかも比較していきましょう。
実際の食事メニューは、「実食の記事」からご覧ください。
商品名 | 状態 | 制限食の種類 | 1食/値段(税込) | 送料(税込) | お試しの有無 | 公式サイト& 実食レビュー |
---|---|---|---|---|---|---|
食宅便 | 冷凍 | カロリーケア1200 カロリーケア1600 塩分ケア たんぱくケア やわらかい食事 あいーと | 620円〜 | 都度購入:780円 定期購入:390円 | 無 | 公式サイト 実食の記事 |
ウェルネスダイニング | 冷凍 | 塩分制限|気配り宅配食 糖質制限|気配り宅配食 たんぱく&塩分調整|気配り宅配食 糖質・カロリー制限|気配り宅配食 | 648円〜 | 都度購入:770円 定期購入:385円 | 無 | 公式サイト 実食の記事 |
まごころケア食 | 冷凍 | 塩分制限食 糖質制限食 たんぱく調整食 カロリー制限食 | 462円〜 | 送料無料 | 無 | 公式サイト 実食の記事 |
ワタミの宅食 ダイレクト | 冷凍 | やわらかおかず ムース食 | 670円〜 | 都度購入:800円〜 定期購入:800円〜 | 無 | 公式サイト 実食の記事 |
食のそよ風 | 冷凍 | そよ風のやさしい食感 | 427円〜 | 都度購入:980円〜 定期購入:無料 | 5食セット:3,348円(税込) | 有公式サイト 実食の記事 |
つるかめキッチン | 冷凍 | 塩分制限|気づかい御膳 糖質制限|気づかい御膳 カロリー制限|気づかい御膳 たんぱく&塩分制限|気づかい御膳 | 684円〜 | 都度購入:700円 定期購入:無料 | 無 | 公式サイト 実食の記事 |
スギサポdeli | 冷凍 | ヘルシーバランス食(塩分カロリー調整食) たんぱく調整食 | 680円〜 | 都度購入:917円 定期購入:無料 | 4食セット:2,138円(税込) | 有公式サイト 実食の記事 |
メディカルフードサービス | 冷凍 | 塩分制限食 糖質制限食 タンパク制限食 カロリー制限食 やわらか食 ムース食 | 857円〜 | 送料無料 | 6食セット:5,140円(税込)〜 | 有公式サイト 実食の記事 |
高齢者向け宅配食|選ぶポイントとは?
高齢者向けの宅配食は数多くありますが、どのようなポイントを押さえておくべきかを解説していきます。
価格
栄養バランスに配慮がされており毎日、継続して食べ続けることで体の健康状態も維持できます。
しかし、毎日の食事となると気になるのは「価格」です。
ご自身の経済事情と相談し、長く継続できそうな価格帯の宅配食を選ぶことが大切です。
制限食・やわらか食のメニュー数
塩分・糖質・カロリー・たんぱく質の制限とお体の状態に合わせたメニューのある宅配食を選びましょう。
また、制限食に限らず言えることですが、「飽き」がこないメニューのローテンションをすることも重要です。
和洋中といった中から選べたり、肉や魚から選ぶことができるものを選定することで、長く食べ続けることができます。
注文のしやすさ
宅配食によって注文方法も違います。
ネット注文・電話注文どちらでも可能な会社もありますが、中にはネットのみしか利用できない場合はご高齢の方には不便かもしれません。
また、注文は家族の方が行っている場合は、仕事が忙しく日中は電話ができないのでいつでも注文ができるネットの方が便利に感じると思います。
生活スタイルに合わせた注文ができる宅配食を選びましょう。
調理の方法
注文する宅配食によって調理が必要なものもあります。
- 冷凍タイプ
- 常温タイプ
- ミールキット
以上のタイプに分かれています。
冷凍タイプ
レンジで温めるだけで調理もカンタンです。
しかし、デメリットとして温めムラがあったり冷凍庫のスペースを確保しなければならないという点が挙げられます。
また、受け取りもクール便で来るため在宅しているか、配達日の調整が必要になってきます。
住宅内にクール専用の宅配ボックスがある場合はよいのですが、そうでない場合は若干の手間になります。
メリットは、調理がカンタンなことや保存期間が長いのでいつでも好きなメニューを選んで食べられるところです。
常温タイプ
こちらは温めが不要でそのままの状態で食べることもできます。
デメリットとして基本的に受け取りは手渡しのため、自宅に在宅していなければならない・不在の場合はドアノブにかけられていることや専用の宅配ボックスに収納していることになります。
食事が外に置きっぱなし状態になっているのが不安な方にはオススメできません。
メリットしては、安否確認をしてもらえる・調理の手間が大幅に削減できることころです。
安否確認は会社によってないところもありますので、事前に確認をしておきましょう。
ミールキット
ミールキットは、お手軽に湯煎や流水で解凍を行ないます。
デメリットとして、食材をお皿に盛り付ける必要があることとお湯を使用するので火の扱いが不安という方には冷凍タイプ・常温タイプがオススメです。
メリットは、食事に手作り感があること・認知症を患っている方の場合、「食事を作るという役割」を再現できるところにあります。
以前は家族の食事を毎日つくることが自分の役割で生きがいだった方には、自立支援やQOLの向上につながります。
それぞれの用途によって3つのタイプを使い分けることで満足度の高い食事をすることができます。
後片付けの手間
調理、配膳だけでも大変ですが、その後の片付けも億劫になることもあります。
その点、宅配食では食べたらすぐに捨てられる素材の容器になっているので後片付けの心配もありません。
常温食では容器を返す必要もあるため手間を避けたい場合は、使い捨ての容器で配達してくれる宅配食を選びましょう。
スキップ・休止ができるか
宅配食の注文には、都度購入・定期購入のどちらかを選択することができます。
都度の購入であれば必要なときに必要な分だけ注文をすることもできますが、値段設定は定期購入の方がお得になっていることが多いです。
そのため、長く続ける場合は定期購入も検討しましょう。
定期購入の場合、外食が多い週であったり、宅配食に飽きてしまい一定期間たべない日が続くと冷凍庫にどんどん食事が溜まってきてしまいます。
そんなときに活用したいのが、スキップと休止です。
スキップは定期購入の日程をずらすことができ、休止は一定期間、宅配食をお休みすることができます。
飽きてきたら解約をするのもありですが、そうなるともう一度購入手続きをしなければならないので手間がかかってしまいます。
自宅で両親の介護をされている方で「宅配食を利用するのは気が引ける…」。
このようなお考えの方にもたくさんお会いしてきましたが、全て宅配食に頼るのでなく1日のうち1食だけでも宅配食に置きかえると介護負担の軽減になります。
両親に長く自宅で暮らしてもらいたいと願っている方にも是非、宅配食を利用してみることをオススメします。
まとめ
在宅介護の現場では、利用様や家族様から「制限食が必要になったら、どこに頼めばいいの?」と相談されることがよくあります。
支援者個人で持っている情報には限りがありますので、健康状態や値段、どのような制限食があるのかといった情報収集にご活用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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